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切手の保管方法|湿気・日焼け・のりの貼り付きを防ぐ

窓から離れた棚に置かれた木箱と乾燥剤の小袋、和紙の封筒(イメージ)

切手は小さな紙ですが、保管のしかたによって状態が大きく変わります。売るにしても使うにしても、きれいな状態を保っておけば選択肢が広がります。ここでは、家庭でできる切手の保管方法をまとめました。

目次

切手が傷む主な原因

切手の状態を悪くする原因は、おおむね次の3つです。

  • 湿気(のり面が溶けて貼り付く、カビやシミが出る)
  • 光(日焼けで色があせる)
  • 摩擦や折れ(角が折れる、表面がこすれる)

特に湿気は、切手の裏にあるのりに影響しやすいため、気をつけたい点です。日本の夏は湿度が高くなりやすいので、季節によって置き場所を見直すのもよいと思います。

湿気とのり面の貼り付きを防ぐ

レースのカーテン越しのやわらかい光と、日差しの当たらない引き出しの中の整った封筒(イメージ)

切手の裏には、水分でくっつくのりが塗られています。湿気の多い場所に置いておくと、切手同士や、入れている紙に貼り付いてしまうことがあります。一度貼り付くと、はがすときに破れやすくなります。

湿気を避けるには、次のような工夫が役に立ちます。

  • 押し入れの床や窓際など、湿気のこもりやすい場所を避ける
  • 密閉できる袋や容器に入れ、市販の乾燥剤を一緒に入れる
  • ときどき取り出して、状態を確かめる

乾燥剤を使う場合は、切手に直接触れないように置くと安心です。

日焼けを防ぐ

切手の色は、長く光に当たると少しずつあせていきます。飾って楽しみたい気持ちもありますが、保管するものは直射日光の当たらない場所にしまっておくのが無難です。

引き出しや箱の中など、暗くて温度の変化が少ない場所が向いています。暖房器具の近くや、日の当たる棚の上は避けるとよいでしょう。

ストックブックやファイルを使う

無地のページに透明なポケットが並ぶストックブックに、無地の紙片が整然と収まっている様子(イメージ)

切手を整理して保管するには、ストックブックと呼ばれる専用の台帳が便利です。透明なポケットに切手を差し込むだけで並べられるため、のりを使わずに整理できます。

シートの切手は、クリアファイルなどに1枚ずつはさんで、平らな状態で保管すると折れを防げます。バラの切手をまとめて封筒に入れる方法もありますが、切手同士がこすれたり重なって貼り付いたりしやすいので、量が多いときは分けて入れると安心です。

切手を触るときの注意

切手を扱うときは、手が乾いた状態で触るようにします。指の汗や油分が付くと、シミの原因になることがあります。細かいバラの切手は、先の丸いピンセットを使うと、角を傷めにくくなります。

また、貼り付いてしまった切手を無理にはがすのは避けたほうがよいと思います。日本郵便では、汚れたり傷んだりした切手は無効になると案内しており、交換の対象にもなりません。

保管場所を決めたら中身を書き出しておく

切手をしまう場所が決まったら、何をどのくらい入れたかを簡単に書き出しておくと便利です。「記念切手のシートが何枚」「バラの切手が封筒に何袋」といった程度のメモで十分です。

メモがあると、中身を確かめるために何度も容器を開ける必要がなくなり、そのぶん湿気や摩擦にさらされる機会も減ります。売るときや交換するときにも、手元の量をすぐに把握できます。

家族が保管している切手を引き継いだ場合も、まずは今の状態を確かめ、傷んだものとそうでないものを分けてからしまい直すと、あとの判断がしやすくなります。

まとめ

切手の保管で気をつけたいのは、湿気・光・摩擦の3つです。乾燥剤を入れた容器や、直射日光の当たらない引き出しにしまい、ストックブックやファイルで平らに整理しておくと、状態を保ちやすくなります。売るかどうか迷っている間も、まずはきれいに保管しておくことから始めてみてください。

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